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製造業ホームページのhttps|「保護されていない通信」が出たら確認すること

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製造業ホームページのhttps|「保護されていない通信」が出たら確認すること

自社のホームページをブラウザで開いたとき、アドレスバーに「保護されていない通信」と表示されて、何をどうすればいいかわからない——そんな状況にある製造業の総務・企画担当者に向けて書きます。

「うちは個人情報を扱っていないから関係ない」と思っていても、問い合わせフォームがあるだけで話は変わります。また、採用応募や取引先からの見積もり依頼など、BtoB企業が本当に取りたいアクションに直結する話です。

この記事では、産業機械メーカーや部品加工会社の例を交えながら、httpsとhttpの違い・フォームへの具体的な影響・制作会社への依頼の仕方を初心者向けに整理します。難しい技術の話は最小限にします。

「http」と「https」は何が違うのか

ホームページのアドレス(URL)の先頭を見てください。http://で始まっているか、https://で始まっているかで、通信の仕組みがまったく異なります。

ブラウザのアドレスバーに南京錠アイコンが表示されている画面

簡単に言えば、httpは「ハガキ」、httpsは「封筒に入れた手紙」です。ハガキは配達の途中で誰でも内容を読めますが、封筒なら中を見ることが難しくなります。httpの場合、ユーザーが入力した文字列(名前・電話番号・メールアドレスなど)が、インターネット上を「むきだし」のまま飛んでいく状態です。httpsにすると、その情報が暗号化されてから送受信されます。

この暗号化を実現するのが「SSL証明書」と呼ばれる仕組みです。「SSL対応」「https化」「常時SSL」はどれもほぼ同じ意味で使われます。

「保護されていない通信」と表示されると何が起きるか

Google ChromeやEdgeなどの主要ブラウザは、httpのサイトを開いたとき、アドレスバーに警告を表示します。表示のされ方はブラウザによって少し異なりますが、代表的なのは「保護されていない通信」という文字や、南京錠アイコンに×印がつく表示です。

警告表示からユーザー離脱までの流れ

問題は、この警告を見たユーザーが何をするかです。産業機械の部品加工を手がけるメーカー(架空の例:大阪府内の従業員50名、金属プレス加工)のケースを考えてみます。取引先の購買担当者が見積もり依頼フォームを開いたとき、「保護されていない通信」と出ていたとしたら——入力を途中でやめて、電話に切り替えるか、そのまま離脱するかのどちらかになりがちです。フォームの送信数が少ない原因がこれだった、というケースは実際によくあります。

採用応募フォームも同じです。若い世代は特にセキュリティ警告への感度が高く、「このサイト、大丈夫かな」と感じた時点でページを閉じることがあります。

製造業のサイトでhttpsが特に重要になる場面

「うちは個人情報を集めていない」という声をよく聞きますが、次のような要素がひとつでもあれば、https化は必要と考えてください。

https化が必要な主な場面
  • 問い合わせ・見積もりフォーム:会社名・担当者名・電話番号などを入力させる時点で個人情報です。
  • 採用エントリーフォーム:氏名・住所・学歴など、より機密性の高い情報が含まれます。
  • 会員ログイン・ダウンロード申請:技術資料や製品カタログのダウンロード申請フォームを設けているケースも同様です。
  • Google検索への影響:Googleはhttpsを検索順位のひとつの要素として扱っています。https化されていないサイトは、同条件の競合サイトと比べて不利になる可能性があります。

たとえば、油圧シリンダーを製造している部品メーカー(架空の例:愛知県、従業員80名)が「見積もり依頼が増えない」と悩んでいたケースでは、フォームのページだけhttpのままになっていたことが一因として見つかったことがあります。トップページはhttpsなのに、フォームのページだけ古いhttpのURLが使われていた——こういう「一部だけhttpが残っている」状態は実際に起きやすいパターンです。

対応の確認手順と制作会社への頼み方

担当者自身でできる確認は、ブラウザのアドレスバーを見ることから始まります。南京錠のアイコンが表示されていればhttps化済み、「保護されていない通信」や「安全でない」と出ていればhttp状態です。

https化対応の確認ステップ

ステップ1:全ページを確認する

トップページだけでなく、問い合わせフォームのページ・採用ページ・製品ページなど、すべてのページのURLを確認します。トップだけhttpsで、下層ページはhttpというケースがあります。

ステップ2:制作会社・サーバー会社に問い合わせる

自社でサーバー管理をしていない場合、制作会社またはサーバー会社(ホスティング会社)に確認します。伝え方は以下のようにシンプルで構いません。

  • 「ブラウザで自社サイトを開くと『保護されていない通信』と表示される。https化の対応をしてほしい」
  • 「SSL証明書は取得済みか、有効期限は切れていないか確認してほしい」
  • 「httpのURLに旧来のリンクが残っていないかもチェックしてほしい」

ステップ3:対応後の確認

対応してもらったら、再度すべてのページでアドレスバーを確認します。また、フォームの送信テストも必ず行いましょう。https化の切り替え直後は、内部リンクや画像URLが古いhttpのまま混在する「混在コンテンツ(Mixed Content)」という状態になることがあります。その場合は追加修正が必要です。

費用感の目安

SSL証明書には無料のものと有料のものがあります。多くの一般的なBtoBサイトでは無料のSSL証明書(Let’s Encrypt など)で十分対応できます。制作会社やサーバー会社によって設定費用が発生することはありますが、「どの証明書を使うか」「設定作業費はいくらか」を事前に確認しておくと安心です。

まとめ

「保護されていない通信」の表示は見た目の問題ではなく、問い合わせ・採用応募・見積もり依頼などBtoBサイトの核心的なアクションに影響するセキュリティ上の問題です。フォームがひとつでもあるなら、https化は優先して対応すべき項目と考えてください。確認はブラウザのアドレスバーを見るだけで始められます。制作会社やサーバー会社への依頼も「保護されていない通信が出ている、https化してほしい」という一言で通じます。対応後は全ページと混在コンテンツの両方を確認することを忘れずに。

BtoB企業の技術発信と採用コンテンツを、制作から月次運用まで担当しています。まず現状のサイトを無料で診断します。

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